武蔵野つれづれ草

リタイア後を楽しく!と始めた凸凹夫婦の面白ブログ。見たこと、感じたこと、残したいことをつづります。

🙋‍♂️氷上の闘いに魅せられて

旅の最終日の朝は、いつも切ない。今回のように、素晴らしい料理と快適なサービスでおもてなししてくれたホテルの場合は特にそうだ。私たちは、スタッフの皆さんへの感謝と素敵な思い出を胸に、3日間お世話になったホテルに別れを告げた。

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碓氷軽井沢ICに乗る前に、ちょっと寄り道をして、一度見たかった軽井沢のカーリング場に行ってみることにした。実は二人ともカーリング競技を見るのが大好きなのだ。

私たちがカーリングの面白さに目覚めたのは、2018年2月の平昌オリンピックの頃だ。いや、もしかしたら、興味を持ち始めたのは、その前の2016年3月の世界選手権で、LS北見ロコ・ソラーレ)が準優勝した頃からかもしれない

カーリングなんて全然知らなかったが、テレビで試合を見ながら徐々にルールがわかるにつれて、夫婦でハマった。「氷上のチェス」と呼ばれるカーリングは、知恵と体力の必要な、凄い頭脳スポーツなのだ。LS北見が、平昌オリンピック3位決定戦でイギリスを5-3で破り、銅メダルを獲得した時は、飛び上がって喜んだ。

f:id:musashino007:20240129214415j:image平昌オリンピックでストーンを投げるスキップの藤沢五月選手

f:id:musashino007:20240129214412j:image北京オリンピックで決勝に進み喜ぶ4人

彼女たちが「そだね~」と言いながら試合をする姿も、ハーフタイム時に軽食をほお張る「もぐもぐタイム」も、北海道の人の純朴さが滲み出ていて、何だかほんわかしたものだ。

彼女たちが食べていた地元のチーズケーキ「赤いサイロ」も脚光を浴びた。当時札幌に単身赴任していたので、出張で北見に行った際に勇んでお店に行ったら、何と売り切れていてがっくり。幸いなことに訪問した企業の支店長が、売切れ前に買い置きしてお土産に持たせてくれたので、無事に味わうことができた。大感謝だった。


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さて、旅の話に戻らねば。

実は、「軽井沢にカーリングするところ、あったよね。見たいな〜」くらいの軽い感じで寄ってみたのだが、あったよねどころか、カーリング場だけでなく、広大なスポーツ公園が出迎えてくれた。

パンフレットによると、目的地の「軽井沢風越公園」は、1990年(平成2年)に、屋内テニスコートスケートリンクを有する「風越公園アリーナ」として開設された。1998年(平成10年)2月、長野オリンピックカーリング会場となり、2009年(平成21年)より、通年営業のスケートリンクに転換して、現在の呼称に変更されたのだそうだ。

f:id:musashino007:20240129215343j:image「軽井沢風越(ふうえつ)公園」は、JR軽井沢駅より車で15分のところにある。
f:id:musashino007:20240129215346j:imageカーリングホール、スケートリンク、アイスアリーナ、総合体育館、屋内プール、テニスコート、グラウンドと、かなり大規模なスポーツ公園である。

f:id:musashino007:20240129215844j:imageダイナミックな「カーリングホール」のエントランス

私たちはまず、「カーリングホール」を目指した。平日だし、誰か練習でもしてればいいな、くらいの気持ちで入ってみたら、何と「第9回関東中部シニアカーリング選手権大会」が開催されているではないか。これはラッキー✌️と、2階に上がってみると、大きな窓越しに競技を見ることができた。


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ひょっとして、1F試合会場への入口があったのかもしれないが、この時は思いつかなかった。とはいえ、雰囲気は十分味わうことができた。実際問題として、遠くからだと細かな所が見えないし、老いた身には、暖かい部屋で、解説を聞きながらテレビで試合を見る方がいいかな〜(笑)


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2階には展示スペースもあり、カーリングの歴史、ルール、長野オリンピック、道具の説明など、簡単に学ぶことができる。

今年2月のカーリング全日本選手権では、残念ながらロコ・ソラーレは二次リーグで敗退してしまった。決勝はSC軽井沢と北海道銀行の闘いとなり、SC軽井沢が最終エンドの最後の1投で逆転勝ちして初優勝した。両チームともロコ・ソラーレより10歳も若いチームだ。3月の世界選手権では日本代表として是非活躍してほしい。


さて、カーリングを直接見てみたい、という目的は果たせた。・・が、パンフレットを見ると、フィギュアスケート場があるではないか。カーリングで思わぬ幸運に出会ったので、もしかして、練習風景が見れるかも?アクセルジャンプ見れるかも?と、期待しながらアイスアリーナに向かった。


私たち夫婦は二人とも、フィギュアスケートが大好きなのだ。卓球なら愛ちゃんだったが、フィギュアスケートは、もちろん浅田真央さん、いや真央ちゃんだ。まるで自分たちの娘の成長を見守るかのように、小さい頃から応援してきた。2014年ソチオリンピックでは、メダルには届かなかったが、フリーで最後まで諦めずに滑り切った姿には感動した。真央ちゃんの演技の中でも、一番素晴らしかったように思う。

⚫︎真央ちゃんのソチオリンピックでのフリー演技
ラフマニノフのピアノコンチェルト第2番。重厚な出だしから劇的な最後まで、息も継がせぬ素晴らしい演技だ。滑り終わって天を仰ぎ、少し泣いたあと頷き、笑顔で挨拶する姿は、今見ても涙が出る)

ソチオリンピックが終わった2ヶ月後の4月27日。我が家(夫婦と娘の3人)は、横浜のアイスアリーナまで、真央ちゃんが出演する「プリンスアイスワールド2014」を見に行った。

「横浜公演 S席プラン」のチケットを手に入れるのには大変苦労したが、行ってみたら端っこの席だった。ただ、会場で見ると、真央ちゃんのジャンプのダイナミックさや滑りのエレガンスさが、テレビで見るのと全然違うのだ。その場にいないとわからない生の迫力と優雅さを彼女は持っていた。そう、オーラがあった。

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f:id:musashino007:20240130215259j:image終了後リンクを一回りする真央ちゃん。ピンボケが残念。

ショーが終わった後、真央ちゃん関連本を2冊も買ってしまった。永久保存版である。

f:id:musashino007:20240130215334j:image浅田真央  夢の軌跡」(新書館、2014年5月第3刷)

 

さて、またまた大脱線してしまった。旅に戻らねば。

そういうわけで、期待しながら「アイスアリーナ」に向かってみたが、駐車場には車が一台もいなくて、なんか寂しい感じだ。

f:id:musashino007:20240130220408j:image「アイスアリーナ」正面

案の定、中に入ってみたら、誰も滑っていなかった。残念。

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f:id:musashino007:20240130220648j:image誰もいないリンクの周りを歩いて一周した。

窓口のおじさんに聞いてみたら、私たちが入る直前まで若者が早朝練習していたらしい。また、ここでは、アイスホッケーの試合やフィギュアスケート地方大会の予選とかもあるそうだ。

北京オリンピック銅メダリストの坂本花織選手や、銀メダリストの鍵山優真選手が時々練習に来るらしい。鍵山選手は、小学生時代に軽井沢中部小学校に通い、ここを練習拠点にしていたこともあり、彼から寄贈されたものが入口のショーケースに飾られていた。

f:id:musashino007:20240130220732j:image北京オリンピックのお土産のようだ。

ここまで見学した段階で、時間はまだ午前10時半だった。若い頃なら、ギリギリまで何処かで楽しんだと思うが、年寄りには渋滞での長時間運転はきつい。夕方のラッシュ前には帰れるように、一路東京に向かった。

昨年9月19日からの3泊4日の軽井沢の旅はこれでお仕舞い。無事、何事もなく帰って来れて良かったし、とても密度の濃い、思い出深い旅行だった。


旅のブログを二人で書き始めて、ここまでで合計15本の記事になった。一つの旅行でこんなにたくさん書いていいのかと思いつつも、写真やパンフレットを見て、二人で思い出を語りながら、ブログを書くことで、旅を再度楽しんだ。5ヶ月もかかってしまったが、昔の記事を読み返すと、宝物のように思える。もっと前からブログを始めれば良かった。


今年2024年は結婚生活40年の節目の年だ。「ルビー婚」というそうだ。新型コロナの第10波が来てしまったので、またまた先が読めなくなってしまったが、できればまた何処か夫婦で旅をして、素敵な思い出を重ねられればいいな。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

今までの「軽井沢の旅」の記事です。
よろしかったらご覧ください。

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