武蔵野つれづれ草

リタイア後を楽しく!と始めた凸凹夫婦の面白ブログ。見たこと、感じたこと、残したいことをつづります。

🙋‍♂️懐かしの英語の歌を読む(12,13) ビー・ジーズ『小さな恋のメロディ』から2曲


今回は、1971年(昭和46年)のイギリス映画『小さな恋のメロディ(原題:Melody)』で使われた2曲を選んだ。ビー・ジーズ(Bee Gees)の歌う、「メロディ・フェア(Melody Fair)」と「若葉のころ(First of May)」だ。日本では、映画と共に大ヒットした。

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この映画は、高校1年生(1973年)の夏休み、自宅から少し離れた須坂市の映画館に、友達何人かと長野電鉄に乗って観に行った。何故だか、戦争の悲惨さを訴えた「ジョニーは戦場に行った(1973年)」とセットだった。甘いココアを飲みながら苦いゴーヤを食べるような、絶妙に変な組み合わせで、恋の切なさと、想像を超えた戦争の悲惨さが、心の奥底に同時に刻み付けられた。

 

さて、今回の「小さな恋のメロディ」は、11歳の少年少女の初恋の行方を描いた、青春ラブストーリーだ。甘酸っぱい初恋に憧れる、当時の少年少女たちを夢中にさせた(かな?)

ロンドンのパブリックスクールに通う引っ込み思案な少年ダニエル(マーク・レスターが、ある日の放課後、バレエの練習ををしている少女メロディ(Melody)(トレイシー・ハイドをのぞき見して、心を奪われる。2人はひかれ合って、やがて結婚の約束をするが、大人(先生や親)の反対にあって、と話は進んでゆく。

f:id:musashino007:20240225160508j:image海岸で遊んだ二人は浜辺で砂の城を作る。ダニエル「結婚しようか」、メロディ「いつかね、でも大人って本当に分からないわ」、ダニエル「大人になってからじゃ遅いんだ」

当時の私は16歳だったので、マーク・レスター(当時13歳)はだいぶ幼く感じたが、トレイシー・ハイド(当時12歳)の方は男の子より大人びて見えた。可愛かったし、流れていた歌も素敵だった。

さて、それでは「英語の歌を読む」 2曲続けて行ってみよう!

 

(12) Melody Fair(メロディ・フェア)

「Melody Fair(メロディ・フェア)」は、1969年のアルバム「オデッサ」に収録され、1971年の『小さな恋のメロディ』の主題歌として、サウンドトラックに収録された。

曲の題名のMelodyは、映画の主人公の名前、メロディ(Melody)から取っている。

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Melody Fair のFairは、オードリー・ヘップバーンの映画「麗しのサブリナ(Sabrina Fair)と同じ使い方なので、ここでは、「美しいメロディ」とか「素敵なメロディ」とか呼びかける感じだと思う。

まずはYouTubeでこの曲を聴いてみよう。

⚫︎Melody Fair(Bee Gees)
(映画のシーンあり。英語の歌詞付き)


A1
Who is the girl with the crying face
泣き顔のあの女の子は誰?
Looking at millions of signs?
無数の標識に迷いながら
She knows that life is a running race
人生は走り続けるレースだと 彼女は知ってる
Her face shouldn't show any line
彼女の顔にシワは似合わない

B
Melody fair, won't you comb your hair
素敵なメロディ 髪をとかしてごらん
You can be beautiful too
君も綺麗になれる
Melody fair, remember you're only a woman
美しいメロディ 忘れないで 君は一人の女性なんだ
Melody fair, remember you're only a girl
可愛いメロディ 忘れないで 君は一人の女の子なんだ

A2
Who is the girl at the window pane
窓辺のあの女の子は誰?
Watching the rain falling down?
雨が降るのを見ているあの娘
Melody, life isn't like the rain
メロディ 人生は雨のようじゃなくて
Its just like a merry go round
メリーゴーランドのようなものさ

B
Melody fair, won't you comb your hair
素敵なメロディ 髪をとかしてごらん
You can be beautiful too
君も綺麗になれるから
Melody fair, remember you're only a woman
美しいメロディ 忘れないで 君は一人の女性なんだ
Melody fair, remember you're only a girl
可愛いメロディ 覚えていて 君は一人の女の子なんだ

A1
Who is the girl with the crying face
泣き顔のあの女の子は誰?
Looking at millions of signs?
無数の標識に迷いながら
She knows that life is a running race
人生は走り続けるレースだと 彼女は知ってる
Her face shouldn't show any line
彼女の顔にシワは似合わない

B
Melody fair, won't you comb your hair
素敵なメロディ 髪をとかしてごらん
You can be beautiful too
君も綺麗になれるから
Melody fair, remember you're only a woman
美しいメロディ 忘れないで 君は一人の女性なんだ
Melody fair, remember you're only a girl
可愛いメロディ 忘れないで 君は一人の女の子なんだ

(13) First of May(若葉のころ)

「First of May(若葉のころ)」は、「メロディ・フェア」と同様に、1969年のアルバム『オデッサ』に収録され、シングル盤としても発売された楽曲だ。その後、1971年に『小さな恋のメロディ』のサウンドトラックに収録された。

First of Mayとは5月1日のことで、歌詞の中にも出てくる。「メロディ・フェア」のように軽快ではないが、時の流れを感じる歌詞と、ゆったりとした曲調によって、心の奥底を揺さぶられる感じだ。私の大好きな曲である。

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私は見ていなかったが、日本では1996年のKinki Kids主演のドラマ「若葉のころ」のテーマ曲に使用されたらしい。

それではまずYouTubeでこの曲を聴いてみよう。

⚫︎First of May(Bee Gees )
(映画のシーンあり)


A
When I was small
まだ僕が小さくて
And Christmas trees were tall
クリスマスツリーが大きく見えた頃
We used to love while others used to play
僕たちは恋をしてた 他のみんなが遊んでる間に

B
Don't ask me why
なぜかは聞かないで
But time has passed us by
でも時は流れて
Someone else moved in from far away
はるか遠くから 他の誰かがやって来た

C
Now we are tall
今や僕たちは成長して
And Christmas trees are small
クリスマスツリーを追い越してしまった
And you don't ask the time of day
君は時間を尋ねることもしない

D
But you and I
でも君と僕
Our love will never die
僕たちの愛は決して死なない
But guess we'll cry come first of May
でも5月1日になったら 僕たち泣くんだろうね

E
The apple tree that grew for you and me
君と僕のあのリンゴの木も大きくなって
I watched the apples falling one by one
リンゴが一つ一つ落ちていくのを見たよ
And I recall the moment of them all
そのすべての瞬間を思い出すんだ
The day I kissed your cheek and you were gone
君の頬にキスをして 君が去って行ったあの日

C
Now we are tall
今や僕らは成長して
And Christmas trees are small
クリスマスツリーは小さく見える
And you don't ask the time of day
君は時間を尋ねることもしない

D
But you and I
でも君と僕
Our love will never die
僕らの愛は決して死なない
But guess we'll cry come first of May
でも5月1日になったら 僕たち泣くんだろうね

A
When I was small
まだ僕が小さくて
And Christmas trees were tall
クリスマスツリーが大きく見えた頃
Doo-doo-doo-doo-doo-doo-doo-doo-doo

B
Don't ask me why
なぜかは聞かないで
But time has passed us by
でも時は流れて
Someone else moved in from far away
はるか遠くから 他の誰かがやって来た

 

その他の曲

さて、今回の映画の中で使われている曲は、当時サウンドトラックとして発売され、大好評となった。今回和訳した上の2曲の他に、聴いたことがある曲を追加で2曲選んでみた。「ラヴ・サムバディ」と「イン・ザ・モーニング」である。

⚫︎To Love Somebody(ラヴ・サムバディ)
(1967年のアルバム「Bee Gees' 1st 」に収録され、1969年にシングル。たくさんの歌手にカバーされている)

⚫︎In The Morning(イン・ザ・モーニング)
(オリジナルは1965年だが、映画用は1970年レコーディング。まだほの暗いロンドンの朝がこれから目覚めようとしている。そんなオープニングシーンに使われた曲。映画のこれからを予告するかのような中身の美しい詩になっている)

 

後々、ビー・ジーズが「ディスコ音楽」を歌うことになろうとは、そして札幌の巨大ディスコで、自分が外人さんと一緒に踊ることになろうとは、もちろん高校生の私は知る由もない。
「恋のナイト・フィーヴァー( Bee Gees - Night Fever (Official Video) - YouTube)」や「ステイン・アライヴ(Bee Gees - Stayin' Alive (Official Video) - YouTube)」が流れると、今でも体が動き出・・さないです。上半身だけがゆらゆら・・💦

 

 

今までの「懐かしの英語の歌を読む」(1)〜(11)です。時間がある時に、ちらもご覧ください😊

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