待てよ、似たような事はウチにもあった。
長距離ドライブの旅行だか、帰省だったか。
準備してきた朝食を車内で食べて、、途中のサービスエリアに寄った時。
トイレに行くついでに朝食のゴミを捨てた。。いや、捨てさせてもらった、と言うべきなのか
買物もするからいいよね、位の気持ち
なんでこんな話をしてるのか? この小説は
まさに、こんな話から始まるのだ。

誰だって聖人君子じゃない。ほんのちょっと悪いかな、とわかっていてもやってしまう
誰の心にもある小さな我儘。
例えば、ゴミを片付けない…とか
例えば、順番を守らない…とか
いちいち面倒くさい…
誰かがやってくれるだろう…etc…
たが、それが複雑に絡んで、重なり合って
まさか事故がおきたら? 人が死んだら?
読んでいるうちに「運」では片付けられない深刻な思いにとらわれる。
ごく普通の人々の些細な我儘の数々が事故につながっていく様は、ある意味 怖い。
さすがに、これほど重なり合うことは現実には無いだろう、しかし
世の中にはやりきれない事故もある。
どこからか降って沸いたようなような不幸になど、誰だって見舞われたくなんかない…
もしも、
そんな事故にあったとしたら?
我が子を喪ったら?
いったい誰が悪いのか
悪くないのか
判断できそうにない
みんながルールをちゃんと、ちゃんと守ったら事故は絶対起きない。とも、思えない…
この小説の作者には、とても難しい問題を投げかけられているような気がしました。