ドタバタの「東京ディズニーランド」デートから3週間、やっとこの日がやってきました。
1984年(昭和59年) 6月24日、美ヶ原高原へドライブです。
一方、結婚式へ向けての準備が具体的にスタートしたのも、この週末だったのです。
6月23日(土) ー美ヶ原高原ドライブ前日ー
映画と衣装合わせ
🙋♂️3週間ぶりに会えるのが楽しみで仕方なかったなぁ。電話でもそんなことばっかり(笑)
🙋♀️そうだね^ ^ 10時に長野駅で会えた時、なんだか嬉しかった。まず最初に映画を観たんだよ。
『天国の駅』だって…
🙋♂️あ、観たね〜。でも覚えてないな、どんなのだっけ?
🙋♀️うーん、私も吉永小百合さんが艶めかしかったことしか覚えてない(大変申し訳ございません💦)
🙋♂️今ネットで調べたら、吉永小百合さんが、温泉宿を乗っ取るために色仕掛けで二人の男を殺害して死刑になってしまうという映画だ。元は実話らしい
🙋♀️物凄いストーリー😭吉永小百合さん、よくこの役引き受けたね
🙋♂️ほんと。それに、毎度の事ながらよく婚約中の2人がこの映画を見たもんだ(笑)
🙋♀️映画の後、ランチしたのが『パリの朝市』。私は豆腐グラタン580円とストロベリーシェイク600円…
🙋♂️このお店は、以前調べたけど、残念ながらもうないんだ。当時、人気のお店だったよね。
詳しくは〈マッチの玉手箱〉第7回をご参照ください🙇♂️🙇♀️
🙋♀️極秘ノートによると、その後🙋♂️の実家に行って…そうそう、私この時、ケーキ作っていったっけ。かぼちゃ裏ごしして〜恐ろしく手が掛かったんだよ、えらくまぁ張り切って😆
🙋♂️確か、生クリームも入れて、レアチーズケーキみたいなのだったよね。確か、美味しかった♪
この時、実家に🙋♀️の両親が来てたかどうか覚えてないんだけど・・・
🙋♀️どうだったかなぁ?
極秘ノート。霧ヶ峰有料道路通行券(700円)や林道よもぎこば利用券(400円)も貼ってある
🙋♂️ともかくこの後、両家の両親もみんな揃って、 結婚式でお世話になる美容室へ行ったんだよね?
実家近くの美容室なんだけど、兄貴の結婚式も式場の美容室使わずに、ここだったんだよ
🙋♀️うん、日本髪のカツラの生え際をすごく綺麗にしてくれるってお義母さんが絶賛してたよ。結構、額の生え際って段差になっちゃうトコロなんだよ〜
🙋♂️ふむふむ。。でもさ、衣装なんか適当に着せられて、あら似合う、似合う〜なんちゃって周りにおだてられて決まった感じがするなぁ。親も一生懸命でさ。あの頃は「子どもを結婚させてやる」という意識が強かったのかもしれないな
🙋♀️確かに。特に和装はそんな感じだった、自分じゃよく分からないしね。そうだ!🙋♂️がスーツ試着した時、お義母さん大ウケしてたよね〜「漫才師みたい」って大笑い。ほら、上着にスパンコールついてピカピカだから🤣
🙋♂️なんだそれ⁉️失礼だなーもう➰
🙋♀️黒と青の上着で迷った末に、スパンコールも小さめで落ち着いた黒の上着に決めたんだけど、帰ってから私はどうも漫才師度がより高くても青の上着の方がいいような気がしてきて、お義母さんに電話して変えてもらったんだよ。
🙋♂️あの青にはそんな経緯があったのか〜
で? そっちはどうだったの?
🙋♀️実はね、美容師さんに異常に緊張してたんだ。。お義母さんは「先生」って呼んでいたんだけど・・・ちょっと怖いっていうか
🙋♂️えっ、なんで?
🙋♀️腕はいい、けれども遠慮なくバシバシ言うから怖いよって聞いてたから。お客が、こんなのいいな〜って言っても、駄目!似合わないっ❗️一刀両断にしてしまうって💦 その話聞くだけで も〜うビビっていたのかも。任せとけば大丈夫って雰囲気の「先生」だったし。
本当は、本当はさ、、百恵ちゃんみたいにしたかったんだけど…ボソボソ…
🙋♂️それずっと言ってたね。女の子にとって、なんたって一世一代のウエディングドレスだもんな〜
🙋♀️こうなったら、棺桶入る時に夢かなえるわ(笑)
せめて、憧れのお写真を💕
三浦友和さん&山口百恵さんの結婚式 (1980年11月)
6月24日(日)
美ヶ原高原ドライブ
🙋♂️この日は電車で松本まで行ってから、レンタカーを借りてドライブしたんだよね
🙋♀️朝8:30に長野駅で待ち合わせ。駅前で🙋♂️を待っていたら、仕事をしていた時の知人にバッタリ!「あら、デート?彼氏に一目お会いしたいわ〜♡」とすったもんだしているところに、ジャーン 何も知らない🙋♂️が登場❗️
🙋♂️アッハッハ すごいタイミング!
🙋♀️ほんとだよー。で、やれやれと思いきや…
🙋♂️背後から僕の名前呼ばれたんだよね。驚いて振り向いたら中学校の同級生女子。ニコニコして「○○くーん」なんて呼ぶから焦ったな〜
🙋♀️で、慌てて駆け寄ってーぇ、なだめて〜〜😝
🙋♂️こらっ!史実を捻じ曲げるのはやめなさい。
ちょこっと挨拶しただけですー
🙋♀️長野駅でバタバタしたけど、松本までは電車で1時間弱だったよね。松本駅でレンタカー借りて。ノートに、領収書とか挟んであったよ。ほら・・
🙋♂️あっ、ほんとだ。借りた車、「ファミリア」だったのか。お店の人が書いてくれた、美ヶ原高原までの道路案内まである。よく残してあったなぁ、感心するよ〜
🙋♀️へへ〜っ。他にも、美ヶ原高原のパンフレットとか地図とかもあるよ〜 (^o^)
🙋♂️すごい!これ見てたら、どうやって美ヶ原高原美術館までドライブしたか、何となく思い出したよ😄
地図に走行ルートを書き込んでみた(青い矢印)。今は不通になっている「よもぎこば林道」を走ってからビーナスライン美ヶ原線に入ったようだ
🙋♀️「美ヶ原高原美術館」で撮った写真を見ると、この日もまあまあの天気だったんだね
🙋♂️晴れ男がいるからね。それにしても、二人とも楽しそうだなあ
🙋♀️それに、子供みたい、というか…。この日の私、「結婚しても、独身ですか?って聞かれるようにするんだ〜」なーんて言って笑ってるんだよ、こんな自覚で良かったわけ〜?
🙋♂️へぇ、いいじゃん。僕は、どう答えたの?
🙋♀️「うん、いいんじゃない」って(笑笑)
🙋♂️美術館のマップと当時の写真、見比べてみたけど、撮影した場所、数ヶ所しかわからないな
撮影場所に◯してみた。まだたくさんあるはずだが・・
🙋♀️鏡みたいなオブジェがたくさんあったよね。それ見つけるとは🙋♂️が面白がって写真撮ったっけ。歪んでデブになったり、すご〜く伸びたり…
(左)自分たちが写った鏡を撮影。丘の上に「ビーナスの城」が見える (右)後方右に「美しの塔」
🙋♂️「美しの塔」を目指している時、途中の牧場に牛さんがいっぱいいてさ。そしたら🙋♀️が牛の真似して突進してきたりして(笑)
🙋♀️期待に応えたんです〜。ランチは、きっと美術館の建物の中の2Fレストランコンポートだったんだね。コーンスープ、ミートスパゲッティ、サラダ、グレープフルーツ(1,330円)
🙋♂️メモ見ると、1Fショッピングモールで、お土産も買ったんだね。マグカップ2個、ミルクピッチャー、楊枝差しで、1,300円だって
🙋♀️ミルクピッチャーだけ残してあるよ。マグカップはこれとお揃いだったよね。
🙋♂️パンフレットには、「この美ヶ原高原美術館は、昭和56年6月、箱根・彫刻の森美術館の姉妹館として開館した」って書いてあるね
🙋♀️ってことは、美術館できてから3年後に行ったんだ〜。ディズニーランドも1年後だったし、私たち、すごくない?でも、あの頃は意識してたのかな?
🙋♂️どうだったんだろな。箱根・彫刻の森美術館の方も、結婚後、子供が生まれる前に行けて、いい思い出になってるね
🙋♀️買物のあとは、松本市内に戻ってきて松本城へ行ったんだよね
🙋♂️松本城をバックに赤い橋に佇む女性。なかなかいい構図の写真になってるな〜「自画自賛」
松本城って、眺める方向でイメージがだいぶ変わるね。お城の案内図をみつけたから載せておくよ
赤矢印方向が🙋♀️を撮った写真。紫矢印方向が右の写真。いずれも国宝松本城HPより借用
🙋♀️この時は時間もなかったから、お城の中は見学しなかったはずだよね?
🙋♂️多分ね。でも、その割にはチョコレートパフェ(500円×2)をしっかり食べたみたいだよ。メモに残ってる
🙋♀️喫茶店に飛び込んだんだ(笑) パフェなんて甘いもの食べながら、時間を惜しんでいたのかな。
🙋♂️そうだよな〜。このノートにも書かれてるけど結婚まで10ヶ月だったのが4ヶ月。早いようなんだけど、まだまだ長く感じて仕方なかった。
「前は日が経つのが速い、って思ってたけど、今は日が経つのが遅いと思うね」なんて言ったんだな〜
🙋♀️なんだか、別れ難いような気分になっていたのに、この日は松本駅のプラットフォームで、2人逆方向の電車に乗らなくちゃならない・・・劇的なシチュエーションだった
🙋♂️見送るのも寂しいけど、これは切なかった💧
僕は新宿行き、🙋♀️は長野行き。
同じ東京に居たとしても、会えるのは週に一度位、毎日は無理なんだからと自分に言い聞かせたよ
🙋♀️逆方向の電車にお互い乗って、手を振り合って。目が何か言ってる?そんな気がして…
19:21に🙋♂️の電車が出て行って、こっちはその2分後だった。あれは淋しかったな😢
(ノート読んでもちょっとジーン)
動き出してからも、しばらくボーッとしてたよ
🙋♂️うん、僕も。次の日もなかなか起き上がれなかったな
それでも、次に会う時までに司会者をお互いに依頼しておく、と約束したからね。結婚に向かって前進あるのみだ!
当時の👬の交換日記。結婚式の6ヶ月前からのスケジュールを書きこんである
松本駅のホームで、まるでドラマのように別れた二人。次に会うのは、2週間後の7月7〜8日 。戸隠に行ったり、司会者さんとの顔合わせも行います。さてさてどうなるのでしょうか?
次回も、どうかお楽しみに・・・
今までの〈マッチの玉手箱〉の記事です。よろしければご覧ください。
👬プロローグ「昭和のマッチとそれにまつわる思い出ばなし」
👬第1回「KING’S RESTAURANT」
👬第2回「VILAMOS(ビラモス)」
👬第3回「Cafe de Paris, Gaslight」
👬第4回 “プロポーズ編”「三本コーヒー,サフラン,他2店」
👬第5回 “軽井沢デートからの激動編”
👬第6回 “揺れ動く女心編”
👬第7回 “🙋♀️の退職編”
👬第8回 めでたく"結納" と思いきや・・・編
👬第9回 “春の3連休(前半) ”編
👬第10回 “春の4連休(後半) ”編
👬第11回 ”恐竜と遊ぶ” 編
👬第12回 "ディズニーランド"編