武蔵野つれづれ草

リタイア後を楽しく!と始めた凸凹夫婦の面白ブログ。見たこと、感じたこと、残したいことをつづります。

🙋‍♂️銀座木村屋 総本店で『酒種あんぱん』ついに買った!140年以上続く味に感動


銀座四丁目にある「銀座木村屋 総本店」で、有名な、あの『酒種あんぱん』を買った。昔、東京のこの近くに住んでいた頃から気にはなりつつ、当時はちょっと高くて手が出ないまま、いつの間にか39年。ついに、ついに先日購入!夢にまで見ていた『酒種あんぱん』をやっと味わうことが出来た(少し大げさか(笑))。

f:id:musashino007:20230517050643j:image一番人気の「酒種桜あんぱん」

5月15日(月)10時半、銀座木村屋 総本店の前で、思い出に浸りながら私は立っていた。実はこのビルには、東京で新婚生活を始めた昭和59年(1984年)に二人で来たことがあるのだ。

f:id:musashino007:20230517052033j:image銀座木村屋総本店の前で

新婚当初の給料は本当に少なくて、🙋‍♀️(妻)は軽い給料袋を手に(当時は給料を現金で貰っていて、私は全部そのまま手渡していた)、安いお店を探して買い物をして、2Kの古くて狭い住まいで料理、洗濯、掃除等を一生懸命してくれていた。贅沢なんてとてもする余裕は無かったが、それでも二人で決めたことがある。それは「給料日の時だけは、二人でお食事に行こう!」というものだ。

その第1回目が、この銀座木村屋 総本店のビル4階にあるフランス料理のお店(アーブルヴィラージュ)なのだ。39年前のことである。ビルを目の前に感慨に浸るのはそういう訳だ。だが、この話は今日のテーマではないので、また別途書きたいと思う。

 

さて、意を決して1階のドアを開けてお店に入る。意外と奥行きのあるパン売り場だ。外人客も多い。右側にずらっと、焼きたての色々な酒種あんぱんが並んでいる。いい匂いだ。「どれが人気ですか?」と聞いてみたら、「やはりこれですね!」と指さしたのが『酒種桜🌸あんぱん』。「じゃあこれを2つお願いします!」と注文してから、悩むこと10分。追加で2種類のパンを購入した。

f:id:musashino007:20230519162516j:image
f:id:musashino007:20230519185834j:image焼きたてのあんぱんが並ぶ店内

 

買ったのはこの3種類だ。大事に自宅まで持って帰ってから、二人で「実食!」。

f:id:musashino007:20230517061327j:image3種類のパン。1種類ごと包んでくれる

まずは『酒種桜あんぱん』だ。

f:id:musashino007:20230517062401j:image酒種桜あんぱん(1個200円)

あんこはすごくきめ細かなこし餡で、上品な甘さだ。パン生地はもちもち感があり、とても美味しい😋
食べている途中に桜の塩漬けが口の中に入ると、甘さの中の塩味が絶妙のバランスで舌をくすぐる。懐かしい味のようでいて、今まで味わったことのない独特の風味がある。

銀座木村家のあんぱんの秘密は日本人になじみの深い『酒種(さかだね)』生地にあるらしい。明治7年に、米、麹、水から開発され、代々受け継がれて140年以上経つというから、凄いことだ。

さて、次は『豆づくし』というパン。


f:id:musashino007:20230517062717j:image

f:id:musashino007:20230517062720j:image

豆づくし(1個320円)

外側からはわからないが、中には沢山の豆がぎっしり詰まっていて、もちもち感の中で、贅沢な甘い豆を食べている感じがする。幸せ感満載の、まさに「豆づくし」だ。


最後のパンは、『ほうれん草ピタパ』だ。
中が空洞になっており、売場の説明に「サラダなどの具材を詰めてサンドウィッチにも出来る食事用のパンです」と書いてあったので、翌日の朝食に回すことにした。出来上がりが次の写真である。


f:id:musashino007:20230517062827j:image

f:id:musashino007:20230517062830j:image

ほうれん草ピタパン(2個入り360円)

半分に切ると、薄い皮と厚い皮の中に広い空洞があったので、半分はポテトサラダを、残り半分はバインミー風のサラダを詰めて食べた。
ほうれん草の味はしないが、焼いて食べると外側のパリパリ感と内側の生地のもちもち感がやはり素晴らしい。ちなみに、「ピタパ」は、平たく円形のパンで、地中海沿岸、中東、北アフリカで広く見られる食文化だそうだ。

 

今回は3種類の酒種パンを味わっただけだが、お店では何と約130種類ものパンを売っているそうだ。値段を考えると、いつもとはいかないが、また機会があれば是非味わってみたいものだ。

 

 

⚫︎銀座木村屋 総本店

住  所 東京都中央区銀座4-5-7
営業時間 10:00〜21:00
定  休  日 無休(大晦日、元旦を除く)http://www.ginzakimuraya.jp/

f:id:musashino007:20230517063242j:image銀座木村屋総本店のリーフレット