武蔵野つれづれ草

リタイア後を楽しく!と始めた凸凹夫婦の面白ブログ。見たこと、感じたこと、残したいことをつづります。

🙋‍♂️2. ヴァイオリン🎻の調弦ってどうやるの?

 

ヴァイオリン超初心者が調弦(チューニング)で少〜し苦労したお話。中学生の頃からギターを弾いていたので、ヴァイオリンの調弦だってさほど難しくはないだろう(弦の本数も2本少ないし〜)と考えていた。がそんなに甘くはなかった😅

前回「1. ヴァイオリン🎻練習 事始め」はこちら

musashino007.hatenablog.com

 

楽器本体の各部名称
これから楽器の用語が出てくるので、まずYAMAHAの「サイレントバイオリン」の中で使われている各部の名称の説明から。

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頭にある糸巻(以下ペグ)はギターと同じで、このペグを回して音を合わせるのも一緒だ。特徴は駒(ブリッジ)があることと、弦の下に4弦全部にアジャスターが付いていること。調べてみると、上級の楽器になると、第1弦にしかアジャスターは無いようだ。

 

ヴァイオリンの音階
ヴァイオリンの4本の開放弦は、右側の弦(高い方)から完全5度ずつ下がる。順に、
1番線・・・E線(ミの音)「エーせん」
2番線・・・A線(ラの音)「アーせん」
3番線・・・D線(レの音)「デーせん」
4番線・・・G線(ソの音)「ゲーせん」

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日本ではドイツ音名での読み方が一般的だということだが、ギターの場合は英語のアルファベット読みだったから、なかなか慣れない。
『エーアーデーゲー、エーアーデーゲー』って覚えるのかな?でも、バッハの「G線上のアリア」は、〈ジーせんじょうのアリア〉って言ってなかったっけ?

ちなみに、ヴァイオリンとギターと横並びに並べてみると各弦の音の違いがわかる。
4本弦のヴァイオリンは高い方から
E(ミ)、A(ラ)、D(レ)、G(ソ)
6本弦のギター
は高い方から
E(ミ)、 B(シ)、 G(ソ)、 D(レ)、  A(ラ)、 E(ミ)


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チューナーアプリ
弦の音階は分かったので、次はチューナー。YAMAHAKORGコルグ)で2,000円〜4,000円前後で販売しているが、手元にスマホがあるので、スマホの無料アプリで代用することにした。

アプリにも色々あったが、「Simple Tuner」と「Tuner」の2つをダウンロード。


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まだアプリ機能を使いこなせていないので間違っているかもしれないが、まず「Simple Tuner」で音を出しながら大体音程を合わせ、その後「Tuner」で周波数を測定しながら許容範囲内に合わせるようにした。

 

調弦(チューニング)
さて、いよいよ実際の調弦スタートである。完全5度(第2弦と第3弦、第3弦と第4弦、第1弦と第2弦)の重音で合わせていく方法は今は無理なので、初心者としては、調弦方法は、第2弦のA(ラ)を合わせてから、第3弦D(レ)、第4弦G(ソ)と合わせ、最後に第1弦E(ミ)を合わせることとした。

ギターのように横に構えられないので、調弦しようとして、はて?どういう体勢でやるんだろう?そこで、YouTubeに出ているヴァイオリン調弦方法を参考に、試行錯誤しながら何とかやりやすい体勢を見つけた。

まずは第2弦。椅子に座って自分の膝の上に本体を立て、チューナーでA(ラ)の音を出し、これに合うように、第2弦を左手の指で弾きながら、右手で糸巻(以下ペグ)を回し、音をA(ラ)に合わす。

次は第3弦。ペグが左側になるので、今度は右手の指で弾きながら、左手でペグを回して音をD(レ)に合わす。同様に第4弦をG(ソ)に。最後に第1弦だが、ペグが右になるので、第2弦と同様、左手の指で弾きながら、右手でペグを回し、音をE(ミ)に合わす。

しかし、YAMAHAサイレントバイオリンの特性なのかどうかわからないが、ペグをかなりきつく(指が痛くなるほど)押し込みながら音程を合わせても、すぐに音が低くなってしまうのだ。ギターの時はこんなに力を入れたっけ?もっと楽だった気がするのに。

ペグの初期故障?と思うくらい、最初の日は苦労した。調弦だけで30分もかかってしまったが、何日か調弦を繰り返すうち、だんだんとコツのようなものは掴めてきた。ただ、弾いているうちに少しずつ音が低くなるので、その度に調弦をやり直さなければならないのが面倒だ。

そう思っていた時、ふと教本に付属のDVDがあったことを思い出し、最初から見ていたら、何と、DVDの先生は練習後に弦を緩めずにそのまましまっているではないか!!そうか、仕舞い込むわけじゃないのだから、毎回緩めなくてもいいのか。そうだ、緩めると駒が倒れる恐れもあったんだっけ。慌ててヴァイオリンを出して見たら、緩めたせいで駒が直角ではなく少し傾いていた。自分で駒を直角に調整してからいつものように調弦。次の日に音程の変化を確認をしたところ、調弦開始時点でそんなに音がずれて(下がって)いない😊ので、今までより簡単に調弦をすることができた。第1弦もアジャスターだけで合わせることができ、だいぶ楽になった。とはいえ、やはり、きつくペグを締めても弾いているとだんだん低くなるのは仕方がないのだろうか?そういえば、ギターの時はやっているうちに安定してきた記憶があるので、ヴァイオリンでもいずれはそれほど下がらなくなるといいのだが。

下記は2つのアプリの使い方のイメージである。

Simple Tuner」では、合わす音のボタンをまず押し、その音を鳴らしながらペグを回して、緑になるまで一旦合わす。


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Tuner」は、弦の音のボタンを一々押さなくても自動的に弾いた弦の周波数が出るので、中央の緑ランプがつくまで合わす。調弦に慣れてくれば、このアプリだけでも大丈夫かもしれない。弾いている途中でも簡単に使えるので便利だ。
なお、写真のA(ラ)の音のピッチ(基準音)は440Hz設定になっているが、実際は442Hzにして調弦している。


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さて、やっと調弦(チューニング)のやり方がわかってきた。
今は一音ずつ合わせているが、純正律」の5度(例えば、A線の音に合わせてD線)を同時に弾いて、重音(和音)で合わせる方法も、いずれはやってみたい。「純正律」は最も綺麗な和音とされているが、私の弾く音はとてもそんな綺麗な音にはならないので、これはもっと先に練習することにした。


さて次は、左手指の押さえ方やボウイングだ。まだスタートラインにも立てていないが、だんだん楽しくなってきた(気がする)😄

少しずつ、地道に、頑張ろう  (๑•̀ㅂ•́)و✧