17世紀スペインの宮廷画家として知られる
ベラスケス
彼は、その作品以外には殆ど何も残さなかった
最高傑作「ラス・メニーナス」(1656)
この絵の中にしか、彼の自画像は存在しないといわれる
だからなのか
ひとはベラスケスという画家を追い求める
「ラス・メニーナス」(1656)
左端に画家自身が描かれている
ある日、著者ローラ・カミングは図書館で
英国ヴィクトリア朝時代の小冊子(1847出版)を発見する
それがベラスケスの絵をこよなく愛し、その為に人生を狂わせてしまったジョン・スネア
という男との出会いだった
ジョン・スネアはどのようにして、
失われたベラスケスと呼ばれる
「あの肖像画」を手に入れたのか?
著者の追跡が始まった…
この本の面白さ
・ジョン・スネアの足跡をたどる著者
肖像画のルーツをたどるジョン・スネア
ふたつの視点を行きつ戻りつしながら、
「失われたベラスケス」と呼ばれる作品のミステリーが語られる
・ベラスケスとジョン・スネア、時代の異なる
2人の謎めいた生涯が交互に語られる
ジョン・スネアは幸せだったのか
それとも、不幸だったのだろうか
絵画が好きという方は絶対夢中に^ ^
特別興味がなくても、ミステリーとして面白く読めます♪
ちょっと活字が細かいですがお勧めです🙋♀️