武蔵野つれづれ草

リタイア後を楽しく!と始めた凸凹夫婦の面白ブログ。見たこと、感じたこと、残したいことをつづります。

🙋‍♂️武蔵野の雑木林を歩く。境山野緑地(独歩の森)でのひと時

 

新型コロナのために、カフェやレストランに行けない憂鬱な日々が続いていますが、今日は土曜日でしかも快晴。二人で境山野緑地(さかいさんやりょくち)まで散歩に出かけることにしました。

 

途中の並木道。青空の中で心地よい気分。

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境山野緑地はJR中央線の武蔵境駅から北へ徒歩約10分のところにあります。

とても住宅街のなかにあるとは信じられません。小さな雑木林ですが、この地に住める幸せが込み上げてきます。

どんぐりを拾うのは何年ぶりだろうか。

途中で買った、酒饅頭、どら焼き、たこ焼きなどを、二人で切り株に座って美味しくいただきました。雑木林の新鮮な空気とともに。

この地域一帯は、明治の文豪である国木田独歩の小説「武蔵野」と関わりがあり、公園の南側半分を「独歩の森」とも呼んでいるそうです。

 

この小説は今から120年以上も前に書かれたので「武蔵野」エリアの定義も今とはだいぶ異なっているようですが、国木田独歩の武蔵野に対する愛が、直接胸に響いてきます。

「武蔵野に散歩する人は、道に迷うことを苦にしてはならない。どの路でも足の向くほうへゆけばかならずそこに見るべく、聞くべく、感ずべき獲物がある。武蔵野の美はただその縦横に通ずる数千条の路を当もなく歩くことによって始めて獲られる。春、夏、秋、冬、朝、昼、夕、夜、月にも、雪にも、風にも、霧にも、霜にも、雨にも、時雨にも、ただこの路をぶらぶら歩いて思いつきしだいに右し左すれば随処に吾らを満足さするものがある。これがじつにまた、武蔵野第一の特色だろうと自分はしみじみ感じている。武蔵野を除いて日本にこのような処がどこにあるか。北海道の原野にはむろんのこと、奈須野にもない、そのほかどこにあるか。林と野とがかくもよく入り乱れて、生活と自然とがこのように密接している処がどこにあるか。じつに武蔵野にかかる特殊の路のあるのはこのゆえである。」
国木田独歩「武蔵野」より

 

 

この武蔵野らしい雑木林の原風景。小さいですが未来永劫残していきたいものです!

 

 

 

⚫︎「武蔵野の森を育てる会」

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⚫︎武蔵野市観光機構(むー観)

「独歩の森」~森を知り森を楽しもう~

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