武蔵野つれづれ草

リタイア後を楽しく!と始めた凸凹夫婦の面白ブログ。見たこと、感じたこと、残したいことをつづります。

🙋‍♂️ネモフィラの咲く『日比谷公園』と大変革中の『東京・日比谷/内幸町』をお散歩🚶

今日(4月10日)は都心で用事があり、朝早い電車で出かけた。最寄駅はJR有楽町駅。車内はぎゅうぎゅう詰めだ💦。新学期が始まったからだろうか、学生らしい若者が多い。コロナ陽性者数も増え始めているが、仕方がない😷

f:id:musashino007:20230411000814j:image数寄屋橋交差点(「晴海通り」と「外堀通り」の交差する場所)近く。新緑が眩しい

有楽町駅から晴海通りを銀座4丁目側に歩いていくと、開店前の時間なのに、外国人観光客を何組か見かけた。家族や友人と、日本の休日をのんびりと楽しんでいる感じで、思わず微笑む。

f:id:musashino007:20230413063443j:image銀座4丁目交差点。左が「和光」、右が「三越

コロナ直前の銀座は、外国人観光バスが何台も駐車し、スーツケースをゴロゴロ転がして歩く「爆買い」観光客で溢れていた。日本の街なのに何故か日本ではない感覚。こういう銀座には来たくないなと感じたのを思い出す。

それでは、お散歩に行こう〜🚶

今日は、雲ひとつない青空。気温もちょうど良く、清々しい気分になる。折角のお散歩日和なので、🙋‍♀️(妻)には申し訳ないが、用事が済んだ後、有楽町駅の西側の日比谷・内幸町界隈を一人でぶらぶらしてみた。この方面を散策したのは多分10数年ぶりだと思うが、街の様子があまりにも変わっていて、心底驚いた。

まず、JR有楽町駅の日比谷口を出ると、JR山手線の高架下のお店が続く。私にとって、この高架下は懐かしい場所だ。40年ほど前の若手社員時代の話だ。夕飯を高架下の食堂で食べてから、職場に戻り徹夜したり。「明日の朝まで資料を作れ!」と言われて必死に仕事していたら、高架下で飲んでいた上司から「すぐ来い!」と言われて飲まされ、飲み会が終わって帰ろうとしたら「資料は大丈夫だろうな!」と言われ、また職場に戻ったり。大変だったが、今となっては懐かしい思い出だ。
今はまだ10時前なので、人は少ないが、夜になると酔客で溢れるのだろうか。。


f:id:musashino007:20230413072655j:image

f:id:musashino007:20230413072658j:image

JR山手線の高架下。昔は中にも通路があったが、扉が閉ざされているようだ

●日比谷ゴジラスクエア

次に、晴海通りを西に歩き、映画館の多い日比谷シャンテに向かうと、高いタワービルが見えてきた。昔とは全く変わった街が出現したのだ。しかも、ゴジラが吠えているではないか!


f:id:musashino007:20230413064658j:image

f:id:musashino007:20230413064655j:image

(左)日比谷ゴジラスクエア内のカフェ「THE BLUE」、(右)カフェの上に立つゴジラ

なんでゴジラがいるのか調べてみると、東京・有楽町の日比谷シャンテが開業30周年を記念して、2018年3月23日にリニューアルオープンした際に、映画「シン・ゴジラ」に登場するゴジラをベースとした、新たなゴジラ像(高さ3m)が作られたのだそうだ。日比谷シャンテの東側のスクウェア『日比谷ゴジラスクエア』命名したのは、映画・演劇の街である日比谷を日本のブロードウェイにしたいという願いからだそうである。
ゴジラさん、頑張って👍

⚫︎日比谷シャンテ
https://www.hibiya-chanter.com/sp/

⚫︎日比谷ゴジラスクエア「THE BLUE」
https://www.hibiya-chanter.com/sp/floorguide/detail/?id=196&rc=1

 

東京ミッドタウン日比谷

f:id:musashino007:20230410232116j:image右にそびえるのが、東京ミッドタウン日比谷ゴジラが小さく見える。左は東宝日比谷ビル(3Fまで日比谷シャンテ)

『日比谷ゴジラスクエア』の先の右側に見える、地上35階建て(地下4階)の高いタワービルが東京ミッドタウン日比谷だ。因みに、左側の18階建ビルは東宝日比谷ビル(B2~3Fが日比谷シャンテ)。
『日比谷ゴジラスクエア』とほぼ同じ、2018年3月29日(木)にグランドオープンしたのだそうだ。港区赤坂にある「東京ミッドタウン」には仕事で何度も行ったことがあったが、まさか、日比谷にも出来ていたとは!

f:id:musashino007:20230410173544j:imageお花が綺麗な広場。奥にはスペイン広場を模した広い階段がある

左の「東京ミッドタウン日比谷」のビルと右の「日比谷マリンビル」の間には、開放的な大きな広場があった。今日は色鮮やかな花壇が綺麗だ。多分、この広場でさまざまなイベントが行われるのであろう。あちこちにベンチもあり、居心地の良さそうな空間である。


f:id:musashino007:20230413071315j:image

f:id:musashino007:20230413071318j:image

この広場にはベンチがあちこちにあって寛げそうだ

残念なことに、肝心の、たくさんのお店が入っている『東京ミッドタウン日比谷』の屋内には、まだ開店前の時間(開店は11時)だったので、入ることが出来なかった。来月も用事で来る予定があるので、今度こそのぞいてみよう。


f:id:musashino007:20230413072326j:image

f:id:musashino007:20230413072322p:image

フロア配置図。60店舗くらいのお店が入っている


⚫︎東京ミッドタウン日比谷
https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/jp/sp/

⚫︎三井不動産東京ミッドタウン日比谷について」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/business/development/tokyo_midtown_hibiya/

 

●変わりゆく内幸町
『TOKYO CROSS PARK構想』

次に向かったのは、日比谷通り沿いの内幸町エリア。この辺りは、40年ほど前に勤めていた職場があったところなので、懐かしさに駆られて行ってみた。

f:id:musashino007:20230410173538j:image

そうすると、なんと!どこもかしこも解体工事中ではないか!日比谷・内幸町エリアは今、大改造中だったのだ。


f:id:musashino007:20230411224142j:image

f:id:musashino007:20230411224138j:image

(左)帝国ホテル (右)日比谷U-1ビル(旧大和生命ビル)


f:id:musashino007:20230410221716j:image

f:id:musashino007:20230410221719j:image

(左)NTT日比谷ビル (右)みずほ銀行内幸町本部ビル

調べてみると、『TOKYO CROSS PARK構想』という、日比谷公園を含めたこの街区を大幅に変える開発プロジェクトが動いていた。2028年度から順次完成予定で、全体の完成は2037年度以降とのこと。2022年03月24日発表のニュースリリースによると、下記のような計画だ。

「内幸町一丁目街区(東京都千代田区内幸町一丁目、以下「当街区」)」の開発を推進する事業者(関係権利者、親会社を含む)10社(注)は、当街区の事業構想である「TOKYO CROSS PARK構想」と、構想に基づき掲げる5つのテーマを発表しました。当街区は、都心最大級の延床面積約110万㎡の開発プロジェクトであり、約16haの日比谷公園とつながるとともに、北地区・中地区・南地区の3つの地区で構成し、オフィスや商業施設、ホテル、住宅機能等を備える予定です。

f:id:musashino007:20230413120749j:image内幸町一丁目街区完成イメージ

(注) 10社の内訳
NTTアーバンソリューションズ株式会社、公共建物株式会社、第一生命保険株式会社、中央日本土地建物株式会社、株式会社帝国ホテル、東京センチュリー株式会社、東京電力ホールディングス株式会社、日本電信電話株式会社、東日本電信電話株式会社、三井不動産株式会社

昔から全く変わってしまうのは残念ではあるが、楽しみでもある。詳しくは、下記のニュースリリース等を見てほしい。

⚫︎NTTアーバンソリューションズ株式会社ニュースリリース「TOKYO CROSS PARK構想」

https://www.ntt-us.com/news/2022/03/news-220324-01.html

⚫︎Impress Watch「帝国ホテル周辺の街と日比谷公園が繋がる大規模開発」

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1397751.html

 

●心が落ち着く『日比谷公園
将来は、内幸町街区と道路上空公園でつながる!

「TOKYO CROSS PARK構想」による大規模開発工事中の前の日比谷通りの向こう側には、日比谷公園がある。折角なので、足を伸ばしてみることにした。

f:id:musashino007:20230413125635j:image(右)日比谷公園の案内板

こんなに広かったっけ?と思うくらい広々としていた。もちろん、ニューヨークのセントラル・パーク(3.41 km²)と比べると日比谷公園(0.162km²)は約20万の1と小さいが、やはり都会のオアシスだ。

f:id:musashino007:20230410215816j:image公園の先に見える高いビルは「東京ミッドタウン日比谷

f:id:musashino007:20230410220705j:image噴水の先は「東京ミッドタウン日比谷

なんと、ネモフィラが一面に青い花を咲かせていた!可愛くてとても美しい。この花が見られただけでも来た甲斐があった。
f:id:musashino007:20230410215844j:image一面にネモフィラ


f:id:musashino007:20230413140657j:image青い花びらが可憐だ


f:id:musashino007:20230413140735j:image

f:id:musashino007:20230413140739j:image

花壇の手入れはNPO日本トピアリー協会との協働

f:id:musashino007:20230410215830j:imageチューリップ畑も綺麗

f:id:musashino007:20230410220951j:image若夫婦が、このチューリップ畑をバックに小さな女の子の写真を撮っていた。平和だ☺️

さらに公園内を歩くと、色々な施設、池、モニュメントがあった。
f:id:musashino007:20230410215841j:image松本楼。緑あふれる森のレストラン


f:id:musashino007:20230410215837j:image首かけイチョウ。拡幅工事で伐採されようとしていたこの木を、公園の設計者が「私の首をかけよう」と強く主張し救ったのが名前の由来


f:id:musashino007:20230413130824j:image

f:id:musashino007:20230413131113j:image

雲形池。左に「鶴の噴水」がある


f:id:musashino007:20230410215810j:image南太平洋ヤップ島の「石貨」。直径1.0m~1.35m


f:id:musashino007:20230410215833j:image南極の石(150kgの片麻岩)


f:id:musashino007:20230410215850j:image古代スカンジナビア碑銘譯。北極航路開設10周年を記念して寄贈されたもの。


f:id:musashino007:20230410215823j:imageルーン文字とも言うらしい。100文字以上あるが、何と書いてあるのだろう?


f:id:musashino007:20230413134223j:image

f:id:musashino007:20230413134220j:image

心字池。ベンチでは外国人の方がのんびりとくつろいでいた

公園の「有楽門」出口には、日比谷見附跡の石垣が残っていた。またこの石垣の上にはベンチが並んでいるので、心字池を眺めながらゆっくり過ごすこともできそうだ。


f:id:musashino007:20230413152147j:image

f:id:musashino007:20230413152151j:image

(左)日比谷見附跡の石垣  (右)石垣の上のベンチ

久しぶりに公園内をお散歩してみて、まことに恥ずかしい話だが、日比谷公園の素晴らしさに「初めて」気がついた。40年前から知っているのに。何故だろう?
多分、当時は仕事に必死で、心に余裕が無かったのだ。すぐ目の前に心が安らぐ場所があったのに。

今回の、有楽町駅から日比谷公園までの「ゆったりお散歩」。驚きと発見と安らぎに満ちた時間を過ごすことができた。またいつか、二人(🙋‍♀️🙋‍♂️)で来たいな。

 

⚫︎日比谷公園

https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index037.html

f:id:musashino007:20230412100901j:image
f:id:musashino007:20230412100907j:image