大きな帽子👒にサングラス🕶️とマスク😷をつけ、更には日傘⛱️も持って、私たちは自宅を出た。
お忍びの芸能人夫婦?・・には、残念ながら見えそうにない。何とも怪しい格好だ。
5月も中ほどを過ぎた、ある休日のことである。
妻が市の広報で見つけた「スタンプラリーイベント」。市内13ヶ所のチェックポイントを廻ってゴールを目指すこのイベントに夫婦で申し込んだ。参加費用は一人500円だが、当日使える「イベント通貨」が500円付いてくる。第15回ということだが、20年近く住んでいるのに、知らなかったなぁ (^_^;)
家を出た頃は、清々しい空気と雲ひとつない青空の下で気分も上々。チェックポイントを探しながら元気に歩き始めた。
市の施設のチェックポイントで、スタンプを押してもらっている家族。お水が用意してあった
(左)とても広い公園。子供たちが喜びそうだ
(右)白と黄色の可愛らしい花だ。調べてみると、スミレ科の「ビオラ」らしいけど、合ってるかな・・
ところが、そのうちに、じりじりと肌を焼くように陽射しが強くなってきた。こりぁ真夏じゃないか。ひょっとしたら30℃に届くかも。。
この時期なら麗らかな春を感じながらゆったり散歩できそうだね、ということで申し込んだが、その目論見は見事に外れた。準備して家を出たからまだ良かったのかもしれないが、5月なのにこんなに暑くなるとは🥵
駐車場にあったある商店街のチェックポイント。子供たちを連れた家族が大勢並んでいた
ここではガラポン抽選をやっていた。私は外れて「うまか棒」、妻は当たって「冷たい使い捨てタオル」を貰った
各チェックポイントでは、このイベントに協賛したお店や企業・団体の方たちが迎えてくれた。
しかも、ただスタンプを押してもらうだけではなく、塩飴やお茶のペットボトルとかいただけるのだ。しかも、ガラポン抽選とかジャンケンに勝ったら景品という、遊び的な要素もあって楽しかった。参加していた子供たちも大喜びしていた。
この子はじゃんけんに勝って、飴が5個入った大袋を貰った。私も勝ったが、妻は負けて飴2個の小袋だった。何と全員にお茶のペットボトル!
あるチェックポイントでは、その商店街の名入りのタオルを貰ったが、すぐさま汗だくの首に巻いたのは言うまでもない。更に怪しさアップだ。
この暑さだし、二人の脚力を考えて13ヶ所全部廻るのは諦めて、目標の10ヶ所でゴールした。でも、ここまで歩き通した達成感は格別だった。
スタンプラリーのゴール
ゴール時に頂いた「イベント通貨」は協賛店で使用可能だ。申込時に貰ったのも含めると合計2,000円にもなる。会場にも露店が出ていたが、この炎天下では熱中症になりそうだったので、私たちは駅近のお蕎麦屋さんで、ありがたく使わせてもらった。
🙋♂️天せいろ。「すごいボリュームでお腹がいっぱいになったよ〜」
🙋♀️とろろにしんそば。「にしんが美味しかった〜。ちょっと苦手の生卵も、全然気にならなかった」
このイベントには、小さな子供を連れた家族、若者のカップルからシニア夫婦まで、思った以上にたくさんの人が参加していて驚いた。
また、ゴールのある会場の広場では、大学吹奏楽部の演奏や小学生の合唱なども行われていた。こんなに大掛かりなイベントだったのかと、びっくりもしたが、地元にこんな楽しいイベントがあったのを知ってとても嬉しかった。
小学校の合唱。ステージからこんなに遠く離れて指揮をしている。邪魔になると思ったのかな?
締めくくりは大抽選会。ゴールすると抽選券が渡されるので、その半券を抽選箱に入れた。何と総額30万円!というので、暑い中頑張って待っていたが、どうも参加者は千何百人もいたらしく、かすりもしなかった (◞‸◟)
番号2桁の半券は、抽選箱の1番下に埋もれていたのかな。私の横にいた男の子も、やはり2桁の抽選券を2枚グッと握りしめて待っていたが、ダメだったみたいだ。可哀想に。もっと箱をゆすって混ぜればいいのにな
チェックポイントだけでなく、会場での演奏会やくじ引きまで。たくさんのボランティアの人たちのおかげでこのイベントが成り立っていた。本当にありがたい。なんか今まで以上に、この街との一体感とか連帯感を感じることができた。
また、今まで歩いたことのない道を歩くので、こんな所にこんなお店が、こんな公園が、という発見もあったし、素敵な花たちにも出会うことができた。
淡い青色の紫陽花。すぐ近くには白い色の紫陽花も
(左)紛争地の痩せた子供の後ろ姿に見えてしまった (._.)
(右)ほら、朝ドラの「らんまん」にも出てきたドクダミだよ〜(妻より)
この地に越してもう20年にもなるが、市のイベントに参加したのは初めてのこと。でも、思い切って参加して良かった。スマホの歩数計を見たら、1万1千歩! この暑さの中でよく歩いたもんだ。
だから、頑張ったご褒美として、二人で濃厚バニラアイスクリームを食べて寛いだ。疲れてぐったりだが、充実した幸せな一日だった😊
最後までご覧いただき、ありがとうございました。