武蔵野つれづれ草

リタイア後を楽しく!と始めた凸凹夫婦の面白ブログ。見たこと、感じたこと、残したいことをつづります。

🙋‍♂️心震えた 『大草原の小さな家』


4月からNHK大草原の小さな家の再放送が始まっているのをご存知だろうか。

(参考)BS4Kにて4月5日スタート。毎週土日午後5時10分開始。シリーズ1は24エピソード。大相撲中継のため、5月11日(日)~25日(日)は放送休止。5月16日時点では、エピソード11まで放送済みだ。

我が家のテレビは4K対応ではないが、5年前に買い換えたBlu-rayレコーダーが対応していたので、録画して観ることができた。第11回まで録画し、第4回まで夫婦で観たところだが、毎回涙が止まらない。感動と勇気をもらっている。

大草原の小さな家(Little House on the Prairie)』は、1974年から1983年にかけて、合計9シリーズが米国NBCで製作・放送され、日本でも大ヒットした。アメリカ西部の広大な自然を舞台に、インガルス一家(両親と三人の姉妹)が協力して生き抜く姿が描かれていて、主に次女「ローラ」のナレーションでドラマは進行する。

日本ではNHKで、シリーズ1の第1回は1975年(昭和50年)7月23日に、最後の第24回は1976年12月24日に放送されたそうだ。とすると、私が高校3年生の夏から大学1年生の冬までの間にあたる。物語の内容を結構覚えているということは、受験生なのにテレビをよく見ていた証拠だ(笑)

原作は、インガルス一家の次女、ローラ・インガルス・ワイルダーによって書かれた、半自叙伝的な児童小説だ。ローラは、シリーズ9冊の作品を残し、私の生まれた1957年に90歳で亡くなっている。生まれたのが1867年ということだから、このドラマは1870年代のアメリカ西部開拓時代を生き抜いた家族の物語である。

 

さて、この物語は、ウィスコンシン州の大きな森に住むインガルス一家が、新天地を求めて旅立つところから始まる。

f:id:musashino007:20250506230306j:image父チャールズ(マイケル・ランドン)、母キャロライン(カレン・グラッスル)、長女メアリー(メリッサ・スー・アンダーソン)、次女ローラ(メリッサ・ギルバート)、三女キャリー(リンゼイ&シドニー・グリーンブッシュ)。あと、写真には写っていないが、愛犬ジャックも家族の一員だ

《今までに観た4回分のエピソード》
NHKファミリードラマの名作をもう一度」の番組紹介を要約&加筆した
❶「旅立ち」(他の2倍の1時間半以上もある長編)
インガルス一家は、豊かな土地を求めて、馬車で西部へと旅立つ。長く厳しい旅の果て、ようやく川が流れる緑豊かな土地をカンザス州で見つけ、家を建て始める。しかし夫婦二人だけの力では思うように進まない。そんな中、近くに住むエドワーズと知り合いになり、彼に手伝ってもらうことに。いよいよ家族の新しい生活が始まるが、そこに招かれざる客やとんでもない試練が…。
❷「すばらしい収穫」
カンザス州を出たインガルス一家は、ようやくミネソタ州のウォルナット・グローブという町に落ち着いた。だが、製材所で働きながら夜は畑を耕す生活。昼夜働き詰めのチャールズは、更に農機具を売っているお店で屋根修繕と荷物積み込みの仕事を引き受けるが、熱で寝込んで期限までに仕上げられない。担保の畑を耕すための牛まで取られてしまう。それを取り戻すために、諦めずに怪我を押して作業を続けるが倒れてしまい…。
❸「わたしの母さん」
初めて学校に行ったローラとメアリーは、オルソン商店の娘ネリーに「田舎の子」とバカにされる。ネリーは学校でもわがまま放題。我慢していたローラだが、ある日ネリーとやり合ってしまう。一方、オルソン商店に卵を売りに行ったキャロラインも、ネリーの母ハリエットに、卵を買いたたかれて怒り心頭。つい対抗意識から、美しいが高価な生地を衝動買いしてしまう。キャロライン自身の服を作ったらと家族は勧めたが、学校での作文発表の朝、驚くことに…。
❹「遠くで働く父さん」
あと少しで収穫という時に、"嵐" で小麦が全滅。食べていくために仕事を求めて旅立ったチャールズ。途中で出会った発破職人のピーターズと革職人のジェイコブとともに採石場で働くことになった。残されたキャロラインは、近所の女性たちに声をかけ、倒れた小麦を少しでも収穫しようと奮闘するが…。

シリーズ1の最初のエピソード❶〜❹は、息もつかせぬような展開だ。次から次にインガルス一家に困難が襲いかかる中、家族全員でそれを乗り越えてゆく姿に、泣いた。勇気をもらった。人間て素晴らしいんだ、と心が震えた。

父チャールズは、家族を心から愛し、決して諦めず、勇気を持って必死で家族を守り、真心をもって子どもたちに接する。母キャロラインは、夫を心底愛し、信頼し、夫を助けるだけでなく乗り越える力を与え、母親として子供たちを愛情と優しさで育んでいる。そして子供たちは、両親が大好きで、両親の必死で頑張る姿を見ながら一緒に手伝い、その愛情を一身に受けて成長していく。

暮らしは決して楽ではない、というより食べていくのもやっと。それでも、お互いを思いやる気持ちがあふれている。逆境にもあきらめずに工夫をこらし、笑顔とユーモアと誇りを失わない。

 

もし何十年か前に戻れるなら、チャールズみたいな父親に生まれ変わりたい…が、もう遅いか(笑)。
未来ある若者の皆さんには、是非このドラマを観て、家族愛や人間愛の尊さ、勇気の素晴らしさを味わってもらいたい。幸せとは何かを感じ取ってほしい。

 

ドラマを見ていたら、アメリカ西部と言ってもどの辺りの物語なのか知りたくなって、図書館から本を借りて読んでみた。

日本では「大草原の小さな家」は、本の種類、出版社、出版時期、翻訳者等の違いによって、たくさんあり過ぎて、どれが一番原書に近いのかよく分からない。結局、私の借りた本は、草炎社の足沢良子訳「大草原の小さな家シリーズ」全7巻(2005年7月〜2008年1月刊行)のうちの第1巻〜第3巻の3冊である。

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左から、①大きな森の小さな家、②大草原の小さな家、③プラムクリークの川辺で

第1巻は、新天地を求めて幌馬車で旅立つ"前"までの話、第2巻ウィスコンシン州を旅だち、カンザス州で土地を見つけ家を建てたが、1年後には追い出されるまでの話、そして第3巻には、ミネソタ州のウォルナット・グローヴに移り住んでからのインガルス一家が描かれていた。

本の中に書かれている情報を手がかりに、インガルス一家の歩んだ道を描いてみたらこんな感じになった。

f:id:musashino007:20250509224625j:imageGoogle Mapにインガルス一家の移動したと思われるルートを書き込んだ。この後、サウス・ダコタ州にも行くらしい・・

ローラの本には「どの州を通った」という情報しか書かれていないので、途中どのルートで移動したのかは、正確には分からなかった。

Google Mapでルート検索すると、ウィスコンシン州からカンザス州までの行程は、約620マイル(約1,000km)。約150年前、アメリカ西部の "道なき道" を幌馬車で走ったなんて、すごい!

調べていく中で、実際のインガルス一家は、カンザス州からミネソタ州に移り住む前に、以前のウィスコンシン州に戻って何年か住んでいたことも知った。ドラマでは続いているように思えたが、第1話と第2話には本当は時間差があったのだ。

他にも、ドラマでは苦労の末もう少しで収穫という時に、嵐によって全てダメになってしまうエピソードが描かれていたが、実際には、"イナゴ" の大群によって食い尽くされてしまったのだそうだ。多分テレビでの再現は不可能なので、嵐にしたのだろう。

インガルス一家の写真を見つけたので載せておきます(Wikipediaより)。


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(左)インガルス一家の写真。左から、母キャロライン、三女キャリー、次女ローラ、父チャールズ、四女グレイス、長女メアリー。父親のイメージがドラマとは全然違うが、ローラが父親の肩にごく自然に手を置いている姿に、ほっこりする (右)三姉妹。右からローラ、メアリー、キャリー

 

最後に、このドラマ『大草原の小さな家』のオープニング&クロージングテーマをどうぞ。一気にこのドラマの世界に入り込んで、なんだかとても暖かい気持ちになれる、懐かしい曲である。


(草原を駆けおりる三女キャリーが、転んで起き上がるシーンがとても可愛い😍)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。