武蔵野つれづれ草

リタイア後を楽しく!と始めた凸凹夫婦の面白ブログ。見たこと、感じたこと、残したいことをつづります。

🙋‍♂️"日本の近現代史" の本を読もう

 

"日本の近現代史" の本を紹介

昨年は昭和100年、戦後80年だったので、関連のテレビ特集やドラマを見たり、本も色々と読んでみた。

実は "日本の近現代史" を、今の大人はほとんど勉強してないのではないだろうか。高校の日本史では、明治に入ったところくらいで終わって、「後は自分で読んどけよ〜」(笑)。こんな国は日本だけかも。
(2022年度からは近現代史を学ぶ「歴史総合」が必修になったようなので、今の高校生は少し学んでいるのかも)

私も明治くらいまでで授業はお終い。大学受験に向かう電車の中で、教科書の明治から昭和の初めくらいを必死に読んでいた(😅)。だから昭和時代の歴史の流れ・真実をもっと具体的に知りたくて、近現代史の本を、昨年集中的に読んでみた。

また、本を読むのに併せて、「日本国憲法」「自民党憲法改正案」「日米安保条約(正式には、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」や関連文書(日米密約(注)自民党安保3文書改訂案等)の原文などもじっくり読んた。
(注)密約なのに何で分かるかというと、日本は非公開だが、米国では文書が公開されているから

 

本を読んでわかったこと、条約・文書等から見えてきたことを、ほんの一部だがまとめてみると、以下のようになる。

⚫︎国民に真実を知らせずに悲惨な戦争に突入し、日本を滅亡寸前までにした軍部・政治家・マスコミの責任は大きい。しかし彼らのせいだけではなく、実は当時、声の大きな人に流されて、"圧倒的多数"の国民が戦争遂行の後押しをしていたんだということ

⚫︎そして、今の日本の政府と国民との間の雰囲気・空気感は、昭和の戦争前の空気感によく似ていること

⚫︎日米安保条約と密約によって、占領が終わっても安全保障面での日本の"実態"は、形を変えただけで、未だに米軍に占領された状態に近いこと

⚫︎終戦後に「自主憲法案」と称して政府が作った憲法改正案は、戦前と大して変わらない内容だったのでGHQに却下されたこと。自前ではなく、若い女性を含む、前例にとらわれない若手米国人が作ったからこそ、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」を柱にした、世界に類のない平和憲法になったこと

⚫︎自衛隊は日本が自ら作ったものではないこと。朝鮮戦争」が起きて、GHQが日本に再軍備要求をしなければ、自衛隊は存在しなかった。ちなみに、GHQ(実態は米軍)の要求に対し、日本政府は当初、折角得た平和憲法9条を盾に抵抗したが、従わざるを得なかった

⚫︎GHQ占領終了後、戦争に巻き込まれることなく日本が80年間平和だったのは、今の憲法9条の存在が歯止め/くさびになったからだということ

総選挙後の会見で高市総理は、「今回国民に"信任を得た"ので、少しでも早く「憲法改正案」を発議し「国民投票」したい」と語った(2月9日)。高市早苗氏が最もやりたかったことは「憲法改正(9条他)」である。自民党の最大の悲願でもある。

自民党憲法改正案はご存じだろうか。第9条から「戦争の永久放棄を削除」し、自衛権発動のための武力行使を認める内容を追加。更に第9条2項に「国防軍」を新規追加し、自衛権発動だけでなく、国際社会の平和と安全を守ると称した武力行使もできるとした。

憲法に「国防軍」が追加されたら、どうなるだろうか。人口急減の日本では兵隊が不足するので、国民の義務として「徴兵制」は必須だろう。若い人も壮年も、場合によっては女性も兵隊として徴兵される。誰かが戦ってくれるわけではない。集団自衛権の名のもとに戦争をする日本、自分自身や子供、孫が戦争に行く日本、そういう時代に変わる。

戦前の歴史から学んだ教訓は、"政府の言うことはまず疑ってかかれ"、ということ…(🤨)。

高市"一強"政権の誕生によって、日米安保を更に強化して自ら国防軍を持ち、軍事力を強化する道を選ぶのか、平和憲法を今のまま維持して平和の道を目指すのか、それとももっと別の道を探し出すのか・・、国民全員が"自分の頭で"真剣に考えて、答えを出さなければならない時が来た。

ここでは9冊だけご紹介したい。もっと良い本があるかもしれないが、いつか時間があった時に、是非手に取って読んで欲しい。上の答えを出すために、日本人として知っておくべき内容だと思う。

❶ 戦争の近現代史 -日本人は戦いをやめられるのか
 保阪正康(1939生, 86歳)、幻冬舎、2023年7月
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❷ それでも、日本人は「戦争」を選んだ
 加藤陽子(1960生, 65歳)、新潮文庫、2016年7月
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❸ 昭和史 戦前編(1926-1945)
❹ 昭和史 戦後編(1945-1989)
 半藤一利(1930生, 90歳没)、平凡社、2025年1月


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昭和16年夏の敗戦
 猪瀬直樹(1946, 79歳)、中公文庫、2020年6月
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日本国憲法
 長谷部恭男(1956生, 69歳)、岩波文庫、2019年1月
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憲法なんて知らないよ
 池澤夏樹(1945生, 80歳)、集英社文庫、2005年4月
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❽ 追跡!謎の日米合同委員会 -別のかたちで継続された「占領政策
 吉田敏浩(1957生, 67歳)、毎日新聞出版、2021年12月
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❾ 知ってはいけない -隠された日本支配の構造
 矢部宏治(1960生, 66歳)、講談社現代新書、2017年8月
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

多数決ですぐ決めるのではなく、お互いが自分の意見を出し合い、尊重し合い、とことん議論することが出来る、そういう本当の民主主義の日本であり続けて欲しい。そう強く願っています。