ヴァイオリンの練習を中断してからどのくらいになるのだろう。4月のとある日、急に「そうだ、ヴァイオリン弾いてみよう!」と思い立って、ヴァイオリンケースからヴァイオリンを取り出した。
久しぶりに開いた電子ヴァイオリンケース
ところが(❶)、ヴァイオリンの4本の弦が全部緩んでいて、駒(ブリッジ)が倒れそうになっているではないか😅
慌てて、駒の位置を直し、糸巻き(ペグ)を回して弦をきつく張って、調弦しようとした。
ところが(❷)、「あれ?調弦、どうやるんだっけ?」と、やり方を忘れていた…💦
ギターのように体に染み付いていないのだ。そりゃ当たり前だ。4ヶ月練習しただけで、指の関節と右肩が痛くなって中断してから全然触ってないんだから。確認したら、なんと1年10ヶ月ぶり❗️だった。
どうしようかなと考えていたら、ハタと思い出した。昔のブログにやり方を全部書いていたんだっけ。
自分の記事を読み返すことで、やり方をほぼ思い出すことができた。ブログ、役に立つじゃないか、と悦に入ってる自分が少し恥ずかしいが、とにかく調弦の方法を確認することができた。
ところが(❸)、調弦を再開して、スマホのチューナーアプリを使って、第1弦(E弦)の音を合わせるべくペグを回していたら、いきなりプッチン
と弦が切れて、どこかに飛んでいってしまった…😱
矢印→が切れた第1弦(E弦)
クラシックギターを弾いていた時にも、ギターの弦が切れたことは確かにあったが、まさかこんなに早く切れるなんて…。
ヴァイオリン弦の寿命を調べてみたら、出来れば3ヶ月から半年くらいで交換した方がいいとのこと。
えぇ〜⁉️ そんな〜💦
まぁ多分、毎日演奏している人の場合だろうけど。でも、1年10ヶ月も放っておいたんだから、切れるのは当たり前か。
折角ケースから出したので、弦を買うのは後にして、とりあえず残りの3本の弦(A弦、D弦、G弦)を調弦し、弓に松脂を付けて、ボウイングを少しだけ練習した。音はギーコギーコだが、何とか指は音階を覚えていたので、ホッとした。
さて、久しぶりの練習を終えてから、急いで弦の購入検討を開始。
ところが(❹)、ネットで検索したら、弦の種類がたくさんあり過ぎて、どれを買ったらいいのか皆目見当がつかない😥
そもそも買った時に既に張ってあったこの弦、どこのものだ?と、カタログを調べてみたら、載っていた。
手書きメモは今回書き足した
D'Addario(ダダリオ)社という、アメリカのニューヨーク州に本社を置く弦メーカーで、その中の、Zyex(ザイエックス)という弦だった。しかし、値段を見てびっくり。
Zyexの4本セットは9,665〜11,051円もしているのだ。(1本ずつ購入する場合は、E弦924円、A弦2,480円、D弦3,030〜4,180円、G弦4,657円)(2025.4.17時点)
しかも、D'Addarioの弦には5種類もあり、購入時に本体に付いていた弦は、何と上位から2番目の弦だった。安い弦を付けてるんだろうなとずっと誤解していた。YAMAHAさんごめんなさい🙇♂️





左端①〜右端⑤まで、順番にランクが上がってゆく
①Prelude セット価格 3,200円(定価の25%引き)
②Ascente セット価格 4,361円
③Helicore セット価格 8,038円
④Zyex(今) セット価格 9,664円〜11,051円
⑤Kaplan セット価格 14,527円
さて問題は、どのランクの弦を買うか、そしてセットで買うか1本ずつ買うかである。だって初心者なんだから。散々悩んで、🙋♀️(妻)にも相談した結果、初心者用ではなく、今使っている弦である「④Zyex」の 第1弦(E弦)1本だけ(924円)」を購入することにした。


今回はAmazonで購入
🙋♀️からは「出来れば品質は落とさない方が良いと思う。切れやすいのは一番細い第1弦でしょ?だったら4本セットで買うんじゃなくて、切れた時にその都度買った方がいいんじゃないかな?」
的確なアドバイスだ👍
というわけで、とりあえずE弦の1本だけ買って、しばらく様子を見ることにした。
さて、注文したE弦は4日後に届き、無事第1弦に取り付けて調弦もすることができた。


そもそも、今回ヴァイオリンを再開したいと思ったのは、娘から届いた手紙の中にこの写真が入っていたからだ。
娘が入った弦楽オケの練習風景
ヴァイオリンを撮った別の写真には、「現役復帰。15年も寝かせたVn. ペグの調子が悪いけどまだまだ使える」と書いてあった。
娘は中学生時代にヴァイオリンに出会い、高校生になってから「弦楽部」に入って、ヴァイオリンを本格的にやり出した。会社勤めをしてからも時々弾いてはいたが、いつからだったか、私が2007年の北京出張土産で買ってきた「二胡」を弾き始めた。二胡の教室にも通い、誘われて夫婦で発表会を見に行ったこともある。
送られた写真を見ると、15年ぶりにヴァイオリンを再開し、アマチュアオケに入って、音楽を楽しんでいるようだ。結婚してどう暮らしているのかなと思っていたので、幸せそうでとても嬉しい。演奏会があれば、また誘ってくれないかな。
そんな娘からの写真を見て、私もヴァイオリンを再開しようと思った次第である。
ちなみに、ヴァイオリンを再開してから、ほぼ毎日、短時間だが練習は続けている。弦を押さえる左手の指先が痛いのは、仕方がない。ギターと一緒で、練習で指の皮が厚くなるまで我慢しなければ。
問題は、🙋♀️が心配していた指関節の痛みである。数日練習していたら、もう朝起きた時に指が強張って少し痛くなってきた。ほぐすと痛みは薄れてくるのだが。。
札幌に単身赴任していた時に、仕事上ゴルフが必須で、かなり苦労した。北海道のゴルフ場は、自然が豊かでダイナミックでとても素晴らしいのだが、一回ゴルフをすると、それから何日間もペンを握るのも辛くなるからだ。
指の専門医に診てもらったら「これはリューマチではなく "慢性関節炎"で、治らない」と言われた。じゃあこの痛みはどうすればいいのかと聞いたら、両手の指をダラリと垂らして「こうしてるのが一番。でもそんなことは出来ないから、なるべく使わないことですね」との答え 😥
そうは言っても立場上やめるわけにもいかず。練習にも行けないから、良いスコアが出るわけもない。北海道に居る3年間は、心の中で泣きながらゴルフをした。
東京に戻ってからは、仕事柄やるに越したことはないが、必須ではなくなったので、周囲に「ゴルフやめた宣言」をした。それでも誘われるので、ゴルフ道具一式を捨てた(笑) ゴルフ場でレンタルすればいいからやろう!と声をかける人もいたけど(笑)
今回はいつまで続けられるかわからないが、まあ無理せずに、ちまちま練習しよう。そしていつかは、夫婦や家族でアンサンブル(🎹🎻)したい。そんな無謀な夢を抱いているが、果たしてどうなることやら(笑)
ヴァイオリン🎻とピアノ🎹のアンサンブル「北の国から 〜遥かなる大地より〜」を聴きながら、今回は終わりにしたいと思います😊
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
(北海道の富良野、もう一度行きたいな。ヴァイオリン松本尚子、ピアノ徳山美佳。4分5秒)